マラソン選手になることを夢見て、小学生の時からランニングに没頭していましたが、中学、高校、大学、社会人時代と計4回うつを経験しました。
最初にうつを経験した時に、マラソン選手の夢は断念して勉強に専念し、勉強では全国1位の結果を何度も出して、東京大学理科Ⅲ類(医学部)に現役合格しました。
しかし、夢から逃げた弱い人間というレッテル貼りを自分でしてしまい、勉強で頑張ったことを自分では評価できず、劣等感から自分を見失ってうつを繰り返しました。
自己評価の低い自分をどのようにして肯定するか、何が自分の強みなのかを模索し、またランニングとの向き合い方を考えることでうつから立ち直り、再びランニングも楽しめるようになりました。フルマラソンでは2時間49分30秒が自己ベストですが、更なる記録更新を狙って日々練習しています。
現在は自らの体験を生かしてクリニックを開業し、精神科医として毎日60人の診療を行っています。その中で心の不調に悩むスポーツ選手の診療も行い、選手が悩みを吐き出して回復し、能力を発揮できるよう計100人以上の選手をサポートしてきました。
自身がランニングをする中で、そして診療経験からも、精神疾患の治療や予防には運動が効果的であることを実感し、運動療法を広めるべく活動をしています。
また、日々の診療の中で、親と子の関わりが精神疾患に及ぼす影響の大きさを感じています。自身の両親との関係で学んだこと、そして3人の息子の子育て経験を踏まえて、子供に対しての親の関わり方についての相談を積極的に受けています。