ストレスと運動 その①

ストレスと運動 その①

心の運動療法家、岡本浩之です。

今月行われた福岡国際マラソンで、日本人選手が好記録を出しましたね。
好記録にも浮かれず、冷静に今後を見据えて受け答えしている姿が印象的でした。

ちなみに、2時間35分以内の記録を直近2年以内に出していれば、トップ選手だけでなく市民ランナーでもこの大会に参加できます。
現在の私にはとても届かない記録ですが、資格を得るべく練習に励みたいと思います。

ではまず、前回の記事のおさらいをしておきましょう。

①心の不調とは脳の問題と言いかえることが出来ます。
②運動することで脳の働きを強くし、脳の神経細胞を新たに作ることが出来ます。
③その結果、心の健康を取り戻して維持することが出来ます。
④一方で、運動がストレスになり、心の不調の原因にもなることがあります。

大事なのはこの4つです。

ストレス社会、ストレスフリー…
ストレスという言葉にはなじみがありますが、ではいったい何なのでしょう?

ストレスとは、「脳の神経細胞の活動を引き起こすものすべて」を指します。

コケて大ケガをする、寝るヒマもないほど仕事が忙しい、人間関係でもめる、といったマイナスなことだけでなく、テストで過去最高にいい点を取る、試合で優勝する、ずっと憧れていた人と会う、というプラスのこともすべてストレスになるのです。

激しい運動も軽い運動も、脳の神経細胞の活動を引き起こすのでストレスに含まれます。

実際のところ運動に限らず適度なストレスであれば、脳の今ある神経細胞を強くし、また新たな神経細胞を作ることでストレスに強い脳を作り上げます。
これには、「BDNF」と呼ばれる物質が関係しています。
BDNFは、新しい神経細胞の成長を促す肥料の働きをします。

じゃあ運動にこだわる必要ってないよね?
と思われる方も多いでしょうが、それでもあえて運動をおススメするのは理由があります。

ほかのどんなストレスを受けることよりも運動することによって、脳内のBDNFの数がはるかに多くなることがわかっているのです。

でも、ここまでで話しを終わらせてしまうと、「運動がストレスになり、心の不調の原因にもなることがあるのはなぜ?」という前回からの疑問に全く答えられていないですよね。

ストレスは脳を強くする良いものという認識でしかないですよね。

次回こそは、ストレスが脳に与える悪い影響についてお話ししたいと思います。

つづく

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