ストレスと運動 その②

ストレスと運動 その②

心の運動療法家、岡本 浩之です。

12月10日に39歳の誕生日を迎えました。
子供の頃、39歳というと落ち着いて貫禄がある大人をイメージしていたものですが。
まさか、年中薄着で外を何時間も走り回る39歳になるとは。

この落ち着きのなさは運動療法を実践できている証拠でもあるので、引き続き走り回りたいと思います。

では、前回のおさらいをしておきましょう。ストレスの持つ良い面をお話ししました。

①運動もストレスの一種である。
②ストレスによって「BDNF」という、脳への肥料が作られる。
③BDNFは脳を強くし、心の健康維持に役立つ。
④運動はほかのストレスと比べて、はるかに多くのBDNFを作ることが出来る。

良い面ばかりだとしたら、ストレスは今みたいに悪者あつかいされないですよね?
ストレスの悪い面というのはどういうものがあるのでしょう?

ストレスが発生すると、「コルチゾール」という物質が身体の中で作られます。

コルチゾールは、身体のケガに備えて作られ、ケガの回復のために使われてなくなります。

ストレスを受けるとコルチゾールが発生する仕組みは、人間がまだ狩りをしながら生活していたような大昔に出来上がりました。
この頃は、獲物を探して何日も歩いたり走ったり、人間より強い動物と戦ったり、逃げたりしていました。

なので、ストレスは身体のケガと大いに関係していました。
ストレスが身体のケガだった時にはこれで良かったのですが、私たちがストレスから身体のケガを負うことは今やほとんどありません。

使われなかったコルチゾールは、脳にダメージを与えます。
そして、それが心の不調につながります。

やはりストレスは脳に悪影響もありますね。

運動はBDNFをたくさん作るので、コルチゾールのダメージに負けず脳を強くすることが出来ます。
また、運動すると身体を痛めつけるので、身体の回復のためにコルチゾールを使うこともできます。

しかし、過剰な運動でコルチゾールが作られすぎてしまうと、脳がダメージを受けて回復や強化が追い付かず、心の不調の原因になります。

これでは運動によって心が不健康になって逆効果ですね。適切な運動が大切です。

では、適切な運動ってどれくらいなのでしょう?

次回は、私が考える「適切な運動」についてお話ししたいと思います。

つづく