スポーツ精神外来予約方法変更

スポーツ精神外来予約方法変更

心の運動療法家、岡本浩之です。

普段は埼玉県北本市にある「医療法人幸啓会 北本心ノ診療所」院長として外来診療をしています。
平成23年4月に開業してから、通常の診療だけでなく「スポーツ精神外来」を掲げ、多くのスポーツ選手に来院して頂きました。

これまではスポーツ精神外来の診療を通常診療と同じ枠で行ってきました。
患者さん全体の人数が増えるにつれて、専門外来を掲げているのに中々受け入れが出来ない、という不便が生じていました。

そこで、スポーツ精神外来の予約方法を変更し、今までよりも受診しやすい形にしました。

スポーツ精神外来って何?という方は是非こちらをご覧ください。
競技種目や競技力を問わず、何らかの精神症状が出てスポーツに打ち込みたいのに打ち込めなくなっている方が対象です。

予約の申し込みを入力して頂き、それに対してメールでやり取りをして日時を決定する、という方法になります。
多くのアスリートの力になっていけるよう、頑張ります。

そして、いよいよ4月11日(水)に迫ったライブ講座、「自分の力を発揮できるメンタルの強さ」の準備も進んでおります。
受講希望の方はこちらからお申し込み下さい。

第4回ライブ講座のお知らせ

第4回ライブ講座のお知らせ

心の運動療法家、岡本浩之です。

新年度に向け、診療所では工事をしたり非常勤医師の研修をしたり、また「スポーツ精神外来」へのアクセス改善の準備をしたりと忙しく動いております。
4月からは他にも外での活動が増えるので、緊張すると共に楽しみでもあります。

さて、タイトルの通り、平成30年4月11日(水)20:00~20:30にライブ講座を実施致します。

タイトルは「自分の力を発揮するメンタルの強さ(市民ランナー編)です。

既に報告した通り、東京マラソン2018にて自己ベストを久しぶりに更新できたので、このタイトルで私が話しても説得力はあるかなと思いまして。
聴講希望の方はこちらからお申し込みください。

私は陸上競技をやっていましたが、ずっと「メンタルが弱い人間」と言われ続けました。
自分でもそう思い続けていました。
そしてその時から出ていた症状は、基本的に今でも変わっていません。

でも、その中で「自分に何が出来るのか。」を考え、症状が出つつもそれを実行していったところ、「メンタルが強い」と言われることが多くなりました。

今回の講座は市民ランナー編ですが、市民ランナーを例にしているだけで他のスポーツをやっている方、またはスポーツ以外でも「メンタルが弱い」と悩んでいる方にも参考となる内容です。

第3回ライブ講座を実施しました。

第3回ライブ講座を実施しました。

心の運動療法家、岡本浩之です。

平成30年3月13日(火)20時~第3回ライブ講座「サポーターのメンタルヘルス」を実施しました。
心の病気になる方が年々増えていることは色んなところで言われていますが、私が診療している中で感じるのは、そういった方を支える立場の方々、いわゆる「サポーター」が支えきれなくなって心の病気になっていることです。

そういったことから今回のテーマでお話ししようと思いました。

講座の様子は、4月9日(月)まで録画講座として聴講可能です。
ご興味のある方はこちらからお申し込みください。

第4回ライブ講座は、4月11日(水)20時~実施します。テーマなどは後日お知らせします!

私は元々人前で話すのが大の苦手でした。
幼稚園の参観日にクラスで「伝言ゲーム」をやったのですが、「一番後ろで言葉を聞いた人は、皆の前に出てきて発表しましょう!」となりました。
一番後ろにいた私は、回ってきた動物の名前を聞いて「よし、発表するぞ~。」と意気込んで前に出た瞬間に頭が真っ白になって何も言えなくなりました。
クラスの皆は、私が普通に忘れたのだと思って小声で何度も教えてくれました。
しかし、それを声に出そうとしても頭は真っ白で顔が真っ赤になり、固まってしまい何も言えません。ついに泣き出し、クラスの皆はざわついて先生も親たちもびっくりしていました。

それまでも人前でもじもじしてしまい話すのが得意ではありませんでしたが、それをきっかけに大の苦手になりました。

医師になってからは、ライブ講座も含めて大勢の前で講演することが非常に多いのですが、ひと言目を発するまではとても緊張しています。
一人でも多くの方に対して私の思いを発信したいので、それが出来る講演やライブ講座を出来ることはとても嬉しいのですが。
「ひと言目って何を言ったらいいんだっけ?」と常に戸惑っています。
「そんな難しく考えなくても、普段通りに話せばいいのに(笑)」と言われてしまいますが、それでも緊張して戸惑います。

何百回となく場数を踏んでも、慣れるものと慣れないものがありますよね。

私のライブ講座をご覧頂くと、そんな緊張感も伝わるかと思います。

東京マラソン2018参加報告

東京マラソン2018参加報告

心の運動療法家、岡本浩之です。

東京マラソン2018に参加しましたので結果報告です。

2時間48分43秒という、5年ぶりに自己ベストを更新する走りが出来ました。
レース10日ほど前に体調を崩しましたが当日には回復し、スタートして10㎞くらいまでは予想以上に体が動きましたが、20㎞手前から急に体が重くなり、太ももが強く張って動かなくなりました。

何度も諦めかけましたが、残りの距離は考えず「とにかく次の1㎞だけ頑張ってみよう。」と1㎞先だけを考えることを繰り返していました。

すると30㎞手前からまた体の動きが良くなり、太ももの張りは強いままでしたがペースを上げることが出来ました。
その後はきつい波が何度も来ましたが、大きく崩れることなく走り切ることが出来ました。

足の故障を繰り返して走れない日々が続きましたが、5年ぶりに納得の走りが出来ました!

・・・

ここで終わるとただの簡単な感想になるので、少し医師らしいことを。

運動は心の健康維持に良いと言いつつ、やはりフルマラソンを走るのはダメージがあります。

マラソン直後の体の状態がどうなのか、回復は出来たのか、マラソン翌日とその1週間後に血液検査をしていますので、その結果を載せてみます。
レース直前に調べてはいませんが、年何度か検査している結果で大きな異常はなかったので正常範囲の数値だったと思われます。

血液検査データのうち、異常値だけを載せます。

総ビリルビン 1.2→0.9(正常値0.2〜1.1)
AST(GOT) 65→24(正常値10〜40)
LDH 274→212(正常値115〜245)
CK 1368→161(正常値50〜250)
CRP 0.87→0.06(正常値0.03以下)

数字は左から2月26日、3月5日の数値、カッコ内は正常値です。

CKというのは筋肉が破壊されると増えます。1368というのはかなり大きいです。 2月26日には太ももの強い筋肉痛、足底筋の軽い痛みがありましたので、42.195㎞を走った翌日であること、筋肉痛が強いことを考えると予想の範囲ですね。
運動習慣があまりないとなかなかCKの数値が下がらず、またCKが高い状態が続くと腎臓にも大きな負担がかかります。
3月5日には筋肉痛が消えているので、数値も212と正常範囲に戻っていますね。腎臓の数値も両日とも問題ありませんでした。筋肉や腎臓へのダメージは残っていませんね。

3月4日には荷物を背負ってゆっくり16㎞ジョギングをしましたが、普段から運動習慣があるので特にダメージが残る運動にはならなかったようです。

ビリルビンというのは、肝臓や胆管に異常があると増えますが、運動によっても20~40%増加すると言われています。そう考えると、2月26日には少し増えてはいますが前日フルマラソンを走ったことを考えると問題ないです。3月5日には正常になっているので回復も問題なしです。

AST(GOT)肝臓の異常があると増える、というイメージですが筋肉にも多く存在して、筋肉の破壊があると増えます
ASTとセットで見る項目にALT(GPT)というものがあり、ALTはほとんど肝臓にあります。
AST、ALT両方が増えている場合には肝臓の病気を考えますが、今回の私の検査結果ではALTが2回とも正常だったので筋肉の破壊が原因ですね。こちらも3月5日には正常範囲に戻ったので回復出来ています。

LDH肝臓、筋肉、腎臓、肺、赤血球などに含まれています。筋肉の破壊が原因での上昇と言ってよいでしょう。そしてやはり3月5日には正常範囲に戻っていますね。

CRPというのは炎症が身体の中で起きると増えていきます。白血球も炎症で増えますが、白血球の方がCRPより先に増えてCRPより早く正常化します。
白血球数は2月26日、3月5日ともに正常範囲でしたから、運動後すぐには増えていたけど翌日には正常範囲に戻るほど回復も早かったと予想できます。
CRP筋肉が壊れて炎症を起こしている2月26日には増えましたが、3月5日にはちゃんと下がっているので、やはり回復は順調ですね。

また、運動習慣があり心臓の異常を指摘されていなかった男性がマラソン大会などで心臓の発作を起こして突然倒れ、場合によっては死に至るという事故が起きています。
そういった方々の血液検査をすると、テストステロン(男性ホルモン)が少ないという報告があります。 運動で筋肉が刺激されるテストステロンは増えるのですが、激しい運動になると筋肉で消費される量が多くなるのでテストステロンの数値は下がります
今回2月26日と3月5日で比較したところ、数値はほとんど差がなく充分量がありました。月間400㎞前後走っているので普段からテストステロンは少なめかと予想していましたが、意外と充分量あって驚きました。
テストステロンについてはもっと細かく調べてみる必要がありまますが、この数値を見る限りでは大会中の突然の心臓トラブルの危険は少ないとは考えて良いです。
マラソンなどハードなスポーツをする中年以上の男性は、テストステロンの数値を時々気にしてみると良いでしょうね。

マラソンで筋肉は壊れたけど、日頃の練習のおかげでそれ以外の問題はなく回復も順調に行われた、という報告でした。

ただ、ひとつだけ残念な結果が。
元々お菓子は好きでしたが、うつ病になった時に薬の影響や症状そのものの影響で夜寝る前にお菓子や炭水化物をドカ食いする癖がついてしまいました。
その影響で、食後しばらくして発作的にドキドキして汗が止まらず、吐き気がして、半日くらい苦しむという低血糖症状が時々出るようになりました。
今回の血液検査の結果、糖尿病一歩手前でした。自分でも分かってはいてやめようとするのですが、糖質の持つ依存性に負け、「運動しているんだからいいだろう。」とついつい甘くなってしまいます。
運動は十分やっているので、食事に気を付けるしかありませんね。

 

3月13日20時~20時30分にライブ講座「サポーターのメンタルヘルス」を実施致します。
精神疾患の方をサポートする立場にある方々が、いかにして心の健康維持をするのかについてのお話しをします。
3月12日までお申込み受付中ですので、ご興味のある方はこちらからお申し込みください。

第3回ライブ講座(3月13日20時~)のお知らせ

第3回ライブ講座(3月13日20時~)のお知らせ

心の運動療法家、岡本浩之です。

昨日マラソン大会に参加した影響で、本日は太ももに筋肉痛があります。
ゆっくり走って回復を早めたいと思います。
大会結果についてはまた後日報告します!

タイトルの通り、第3回ライブ講座をH30年3月13日(火)20:00~30分間実施致します。
今回のテーマは、「サポーターのメンタルヘルス」です。

付き添いの人間としてはきはきと患者さんの病状を説明していた方がある時暗い顔をしてやってきて、「実は私も眠れなくて・・・」と涙を流す、という場面を診療していて度々見てきました。

患者さんはもちろんつらいけど、その支援をする周囲の人間もつらい気持ちを抱えている方が少なくないです。
周りの人間はどう接したら良いのか?という相談を受けることも多いです。

ここでの「サポーター」というのは、患者さんを支援するすべての方だとイメージしてください。
親、子、兄弟、配偶者、親戚といった家族だけでなく、友人、付き合いのある近所の方、民生委員、市や町の行政の方、就労支援をする方、介護スタッフや看護師、医師など、多くの人間がサポーターとしての役割をします。

そんなサポーターの皆さんが患者さんと良い関係を築き、適切なサポートを行い患者さんの自立につなげるには、どのようなことに気を付ければよいのか?
そういった悩みを解決する講座になっております。

サポーターの皆さん、患者さんの心に響くような内容が出来ましたので、お時間のある方は是非ご覧ください。
こちらからお申し込みください。
当日ご覧になる時間がなくても、後日録画講座としてご覧頂くことが可能です。

H30年2月13日(火)20:00~60分間実施しましたライブ講座「精神科のかかり方(どんな症状が出たら、どこに行くの?)」が録画講座として3月12日まで視聴できます。
視聴ご希望の方はこちらからお申し込みください。

第2回ライブ講座終了致しました。

第2回ライブ講座終了致しました。

心の運動療法家、岡本浩之です。

昨日2月13日に私の第2回ライブ講座「精神科のかかり方(どんな症状が出たらどこに行くの?)」が終了致しました。
ご覧いただいた方々、本当に有難うございました。

写真はリハーサルの光景です。

このテーマは、事務所に入る以前からずっと1度話しておきたかった内容でした。
何年も温めてきましたがようやくお話が出来ました。

精神科を受診することについては、世間の目が気になるというだけでなく、受診して何を話せばいいのか、こんなことで相談していいのか、そして診察室の中でどんなことをされるのかなどの不安も大きいですよね?

そういった不安を少しでも解消できるようなお話しが出来たと自負しております。
また、これから受診を考えている方だけではなく、現在通院中の方、担当の医師と合わないと感じている方にとっても参考になるお話しかと思います。

話している内容が皆さんの頭にすんなり入るよう、聞いていて眠くならないよう、指導の下で見せ方や話し方を工夫しております。そんなところも見て頂けると嬉しく思います。

今回見逃した方も、3月12日までは録画講座として聴講可能です。気になるという方はこちらからお申し込みください。

本日とある講演の打ち合わせをしていて、心の病気で困っている方に対しての話しも大切だけど、そのような方々をサポートする方々への働きかけも大事だな、と改めて実感致しました。

ですので、次回3月配信予定のライブ講座では、心の病気になった方をサポートする方々にも届くような内容にしようと思います。
心の病気で困っている方、そしてサポートする方、一緒に聞いて頂けると嬉しく思います。

3月13日(火)の夜に配信予定ですが、また詳しく決まりましたらこちらでお知らせします。

また、コラムにて運動に関するお話しも新たに考えておりますので、そちらも追々と。

自分を認める

自分を認める

心の運動療法家、岡本浩之です。

自分を認めることの大切さは、すでに多くの方々が説いておられますよね。
広く知れ渡りつつあるけど、それでもやはり実践するのが非常に難しいことだと思います。

心に余裕がなくて追いつめられると「やっぱり自分なんかダメなんだ。」とマイナスな方に考えが行きます。

私も自分を認めることが大の苦手で、それもうつを繰り返した原因の一つです。

周りの方々からすると感じ悪いただのイヤミですが、高校時代に模試で全国1位を取っても自信になりませんでした。

・実力がないのにたまたまこんな成績取ってしまった。
・次は大失敗するに決まっている。
・失敗したら笑ってやれと周りは待ち構えているに違いない。

と本気で考えていたので、心に余裕はなく、夜眠れず、食事が摂れず体重も落ちました。
受験に1度でも失敗したら生きる価値がないと本気で考え、遺書を財布に忍ばせて実行する場所も決めていました。

20歳頃、自己評価を上げるためにと勧められて1日の終わりに、「今日1日振り返って頑張ったこと」を2つ書くようになりました。
たった2つですが、自己評価が低い私には苦行でした。

「こんなの人から見たら出来て当たり前だしな。」
「もっと頑張っている人は沢山いるのに。」
「頑張るのなんて当たり前、もっと頑張れるはずなのに頑張り切れなかったな。」

とりあえず毎日書きながらこんなマイナスなことばかり考えていました。
これを何年続けても自分を認めるなんて出来ない、と当然思いますよね?

自分の短所は見つけやすいですし、他人の長所と自分の短所を比較するのですから、劣っていると感じるのは当たり前です。
もちろん、自分の短所を見つけてそれを反省し、改善しようとすることは重要です。そうすることで進歩できるのですから。

でも、1日生きていて本当に何も頑張っていない人はいるのでしょうか?
生きているのが当たり前、元気でいるのが当たり前、出来るのが当たり前、という考えにとらわれていないでしょうか?

自分を認める、というのはプライドが高すぎることでも自分に甘いことでもありません。
自分が頑張ったことをちゃんと見つけて正当に評価することです。

先ほど、マイナスなことばかり考えながら「頑張ったこと」を書き続けていたという私の体験をお話ししました。
「これを毎日続けても自分を認めるなんて出来ない」と書きましたが、実はそうではなかったのです。
意味がないと思いながら毎日書き続けて何冊も積み重なったノートを見てある時ふと思いました。

「意味がないと思いながらこんなに書いてたんだ。無駄なことをやめずにずっと続けてきた僕って、もしかしてすごいのか?」

人間のやることに無駄なことなんてないです。ある一面だけから見て無駄だと決めつけているだけです。
それを無駄のままで終わらせるのか、それとも活かせる日が来るのか。
活かせる日は今ではないけど、ある日突然訪れる。そう思うと、少しは気持ちが前を向きませんか?

以上

2018年2月13日(火)20時~20時30分 ライブ講座を実施致します。
視聴ご希望の方はこちらからお申込みください。

第2回ライブ講座のお知らせ

第2回ライブ講座のお知らせ

心の運動療法家、岡本浩之です。

タイトルの通りですが、2018年2月13日20時〜20時30分にライブ講座第2回目を配信いたします。

今回は運動のことから離れて、「精神科のかかり方~どんな症状が出たら、とこに行くの?~」というテーマでお話しします。

心の病気で病院に行く方は年々増え続けています
が、それでもまだ「病院に行きたいけど、今の自分の症状で相談していいのかどうか分からない。」という話しもよく聞きます。

ですから、今回は精神科に受診する前に知っておくと便利なことをお話ししたいと思います!
病院を受診する前に少しでも不安のない状態になることができるよう、お手伝い致します。

現在通院している方で、「今のまま通院していていいのかな?」「なんだか先生と合わないな。」などと不安や疑問に思っている方にもぜひ聞いて頂きたい内容です。

聴講ご希望の方はこちらからお申込みください。

それでも運動が嫌いな方へ

それでも運動が嫌いな方へ

心の運動療法家、岡本浩之です。

私の息子は短距離選手で長く走るのは大の苦手ですが、冬場は長距離のレースにも積極的に出ています。走らされている、という感じですが(笑)
時々息子と一緒に練習するのですが、本人が短距離以外は苦手だと思い込んでいるだけで、体が出来てくれば中距離種目でも相当速くなれると感じます。
果たしていつか本人もその才能に気付くのでしょうか?

では、本題です。
前回まで、心の健康のためになぜ運動が良いのか、どのような運動が良いのかを長々と話してきました。

今回改めて強調したいのが、運動する上で大事なのは速さや上手さではなく、個人の心拍数である、ということです。

運動嫌いの方には、他人との比較で嫌な経験をして運動に対するマイナスイメージが強くなっている方も多いでしょう。

サッカーの授業で「お前は下手だから。」とボールを1回もパスしてもらえなかった。
クラス対抗リレーで、遅いために皆から冷たい視線やきつい言葉を浴びせられた。

私も小学校1年生頃に、鉄棒の前回りがクラスで一人だけ最後までできずに、全員が見ている前で練習をさせられて恥ずかしかったことをいまだに覚えています。

心の健康に効く運動は、他人との比較の前にまず自分の心拍数との勝負です。
上手い下手、速い遅いは関係ありません。思い切って動いてみましょう!

それでも・・

冬は寒いし、夏は暑いし、着替えるのも面倒だし、運動着を持ち歩くだけで荷物も重くなるし、やっぱり面倒ですよね。
かくいう私も、誰かに強制されたわけではなく自分から走っているくせに、走るのが面倒でどうしても走りたくない日があります。

私の周りのランナーには、今日の夜飲み会でたくさん飲み食いするから朝のうちに走った、お菓子をたくさん食べたから今日だけは走らなきゃ、とおっしゃる方がいます。

このように、運動する目的をこのように自分で作ってみるのはいいですよね。
単にやらされるのではなく、自分からやるということを意識できますよね。

そして運動療法についての私の記事を最後まで読んでくださった皆さんは、

「今日は仕事で大失敗して怒られて、コルチゾールがたくさん出ているから、ボクササイズでコルチゾールを消費するぞ。」

とか、

「最近忙しくて集中力が落ちているから、ランニングでBDNFをたくさん作って、脳の働きを強くしておこう。」

など、ここで知った言葉を、運動の目的の中に入れていただけたら嬉しいです。

そして最大心拍数の80%を超えるまで上がる運動が30分出来たら、

「心を一番強くする運動が出来た!」と自画自賛してください。

少しでも多くの方が身体を動かし、心身の健康を自ら作り上げることが当たり前になることを願っています。
私自身も自分の心の健康維持のために運動を続けていきます。

運動療法についてのお話しはいったん終わりますが、今後も様々なテーマで記事は更新していきますので、どうぞお付き合いください。
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1月9日に初のライブ講座を実施致しました。その映像と資料が録画講座として聴講できます。
ご興味のある方はこちらからご覧ください。

きつい運動だけが意味あるの?

きつい運動だけが意味あるの?

心の運動療法家、岡本浩之です。

知人よりご縁をいただき、児童養護施設を退所し社会に出て頑張っている若人の集いの場を訪問し、食事をしながら話しをしました。
今年やりたいことというテーマから始まり、話しが非常に弾んであっという間に時間が過ぎました。
もちろん運動についてのお話もしましたが、皆さんとても興味を持って聞き、質問も沢山してくださって楽しかったです。

それでは本題です。

心の健康のためにやりたい運動として「最大心拍数の80%以上まで心拍数が上昇する有酸素運動を少なくとも30分間」を週3回以上継続することを提案し、解説しました。

でもこの運動、運動経験がない運動嫌いな方にはあまりにも高い目標かもしれませんよね。
あまりにきついと身体を壊してしまったり、苦痛が大きすぎて余計心の不調を起こしてしまい続かない、ということが目に見えていますよね。

それより軽い運動は意味じゃだめなのか?
というところで前回は終わりました。

結論を先に言いますと、軽い運動にもちゃんと意味はあるのです。

歩く習慣がある人は、その運動量にかかわらず、歩かない人よりも脳の老化がゆっくりだったという報告がたくさんあります。

実際に私が見ている患者さんでも、長いこと不調を繰り返していたけどウォーキングをすることで調子が安定した、という方が多くいらっしゃいます。

有酸素運動を長い期間継続することだけでも心の健康維持効果があるので、まずはできる範囲の運動から始めて、徐々に慣らしてください。
週3回30分、最大心拍数の80%以上まで上がるような運動が安定して出来るようにまでなったら、それを継続してみましょう。

心の健康が手に入りますよ!!
ではっ!!

・・・・

これで終わると、釈然としない方もいらっしゃいますよね。

運動がすべてです!!!
と言って何でも運動で解決しようというのって、強引すぎますよね?

運動がそこまで効果的なら、学校でやった体育の授業だけですでに皆心の健康を手に入れてもおかしくないですよね?

でも、体育のせいで運動が嫌いになった、って方もいますよね?
私自身、走ること以外の運動は大半が苦手で体育の時間は憂鬱なことが多かったです。
また、長距離走は速いのに短距離走はとても遅く、「陸上部のくせに」と笑われていました。
こういう嫌な経験って、何十年経っても鮮明に覚えていますよね?

運動をやるにあたって、前回も話しましたが改めて強調したいことがあります。

それはまた次回に。
運動療法のお話しも次が最終回です!

つづく

1月9日に初のライブ講座を実施致しました。その映像と資料が録画講座として聴講できます。
ご興味のある方はこちらからご覧ください。