英語の発音はよくできるのか? その3

英語の発音はよくできるのか? その3

 

英語の発音を教えている講師の
中には、やたら厳しく教えている
人がいるようです。

そんな話をときどき聞くんです。

ボクは、そういう指導法には反対
です。

でも、一部の人は、厳しく指導さ
れるのが好きなんです。

おそらく、子どものころから厳し
く育てられた人なんでしょう。

そういう人には、ものを習うとは
厳しく指導される、ということ。

だから、厳しい先生がありがたい
んです。

 

◆多くの人には逆効果

ただ、厳しい指導が好きな、マゾ
ヒスティックな人は少数派。

多くの人にとっては、厳しい指導
は、落伍するきっかけになってし
まいます。

なにしろ、多くの人は、英語に苦
手意識を持っています。

そういう人に、その先生が厳しい
言葉を浴びせたら…。

「こんなのも発音できないのか。」

「そんなんで、通じると思ってる
のか。」

そのとき、受講者は、苦手の上塗
り状態(-_-;)

「やっぱり、自分には英語は向い
てない。発音なんか絶対無理。」

そうやって、発音学習をあきらめ
てしまうでしょう。

 

 

◆秘めた能力を引き出す

でもね…

もしかしたら、この人だって、発
音がうまくなる能力を秘めている
かもしれないんです。

なのに、その能力が開花する前に、
やめて行ってしまうんです。

もったいない!

だって、ボクはこう↓↓思うんです。

発音の指導者、いや、あらゆる教
師・講師の仕事とは、

自分の専門知識を押し付けるこ
と、なんかではない。

学習者の中にある、その専門分
野の能力・才能を引き出すこと。

これこそが教師の仕事だと、思う
わけです。

厳しく指導することは、落伍者を
生み出すことにつながります。

でも、厳しい教師(高校の先生と
か)は、自慢げに、こんなことを
言うことがあります。

自分の指導で一流大に何人も合
格させた、と。

でも、その裏を考えてみてくださ
い。

その教師のために、その分野(例
えば英語)が嫌いになった生徒が、
それ以上にいたはずです。

結果、英語で点を稼げなくなった。

それで、一流大に合格するチャン
スを逸してしまった、ということ
です。

厳しい教師は、そのことには触れ
ません。

彼は「あいつは勉強が足りなかっ
た。だから落ちたのだ」と片付け
るのです。

いやいや、この教師は、彼から英
語を学ぼうという意欲を奪ったん
です。

厳しい教師は、そんな反省がない
んです。

 

 

◆学習者の能力を引き出すには?

ちなみに、どうやったら、学習者
の持つ能力を引き出せるんでしょ
う?

楽しく教えればいいんです。

そして、その分野は楽しいんだ、
と学習者に気づかせればいいん
です。

楽しいと感じたら、人は、放って
おいても、それを続けます。
(そのとき、脳は最大限に活性化
しています。だから、いっぱい学
べるんです。)

続ければ、当然、腕は上がります。

ゲームなんて、その最たるもので
す。

だから、学習者の英語の発音を向
上させるには、発音の楽しさを気
づかせればいいんです。

そしたら、学習者が自分から勉強
してくれるようになるんです。

じゃ、どうすれば、学習者が、英
語の発音を楽しいと感じるよう
になるんでしょうか。

その辺は次回。

 

◆9/15は実践英語教育塾

9/15(土)に、英語教育のリアル・
セミナー「実践英語教育塾」を開
催します。

午前は、菅原勉上智大学元副学長
による英語教育の哲学。

これからの英語教育はどうある
べきか、言語学者ならではの視点
で語ります。

午後は、ボクが、基本単語の発音
指導法のトレーニングをします。

あわせて、時間があれば、上のよ
うな教育の話もします。
http://www.hth-c.net/archives/2109

 

なお、9/19(火)の、パールハーバー
ライブセミナーでも、基本単語の
発音を取り上げます。
http://pearlharbor.lms-l.jp/class/jitsuyo/phnogawa/00000641.php

ただ、ネットセミナーと、リアル
セミナーでは、扱う単語や扱い方が
が異なります。