英語の発音はよくできるのか? 常識を超えさせる方法2

 

日本人の英語の発音は、もっと向上
させることは可能です。

ただ、そうさせるような指導法が、
行われていないんです。

その指導法とは…

日本語の発音常識から、学習者を
するような指導法です。

なにしろ、日本人は、日本語の発音
の常識にがんじがらめだからです。

一方、英語の発音の常識は、それを
はるかに超えているのです。

そのような指導法が、前回述べたよ
うな、立ったり、動いたりという指
導法です。

でも、それがすべてではありません。

学習者が立ったり、動いたりするこ
とを後押しすることも必要です。

だって、学習者は、ずっと座って、
声も出さずに英語を学んできたの
です。

その人たちに向かって、急に立って
大きな声を出せと言う。

うまくいくわけがないんです。

 

 

◆声を出させる

では、例えば、大きな声を出させた
い、としましょう。

どうしたらいいでしょうか。

これ、英語発音学習では、必須のこ
と。

英語は、日本語よりもずっと大きく
力強い声が必要ですから。

それが英語の常識。

でも、日本語の学校英語の常識から
すれば、声を出させることだけでも
容易ではありません。

中高の英語の授業で、音読しなかっ
た、なんていう大学生はたくさんい
るのです。

でも、実は、声が出ないという問題
は、児童英語の先生さえも抱えてい
るんです。

意外ですか。

でも、事実です。

では、どうするか。

まず必要なのは、教師自身が大きな
声を出していること。

教師がボソボソと小声で話していて
は、学習者が大きな声を出せるわけ
がありません。

 

 

◆雰囲気作り

でも、教師の声が大きいだけでは、
うまくいきません。

学習者は、大きな声を出すことに、
慣れていないんです。

大きな声を授業中に出したら、叱ら
れちゃいますから。

それが、日本の常識。

それに、他の学習者の目も、気にな
ります。

自分だけ大きな声を出す、というわ
けにはいかないんです。

日本人、とりわけ女性の場合、周り
と合わせるのは、暗黙の了解事項。

だから、学習者全体が大きな声を出
してもいい、という雰囲気作りが必
要です。

そのためには、どうするか。

堅苦しい雰囲気を取り去るんです。

人は、どんなときに大きな声を出す
でしょう?

それを考えればわかります。

うるさい居酒屋なら、大きな声が出
ます。

でも、誰も話をしていない、静かな
喫茶店では、大きな声は出せません。

だから、学習者が、気楽に話せる雰
囲気を作っておくんです。

そして、まず学習者同士に歓談させ
ます。

できるだけ、盛り上がってもらいま
す。

そうやって、声を出すことが当たり
前の環境を作っておくんです。

 

 

◆教師の演出

でも、これをするには、教師の側の
演出が必要です。

にこやかにしていること。

ちょっとばかりカジュアルな服装
をしておくこと。

学校の授業とは違う、楽しい雰囲気
を表しておくんです。

全体に気さくな雰囲気が流れれば、
授業でも、大きな声を出すことに抵
抗がなくなります。

ただし、この雰囲気作りは継続的に
行うこと。

1回だけでは、うまくいかないこと
もあります。

常識は根強いのです。

だから、それを変えるには時間がか
かるのです。

 

 

◆同じやり方では結果は同じ

いずれにしても、従来のやり方では、
改善は従来のレベルまで。

日本語の常識の範囲内でしか、改善
できません。

つまり、劇的な結果は出ないという
こと。

同じやり方では、結果は同じという
ことです。

それを超えさせようと思ったら、普
通とはちょっと違う、常識外のこと
をする必要があるんです。

逆に言えば、普通のことしかやって
くれない教師からは、ありきたりの
結果しか得られない。

常識外の結果は望めないというこ
とです。

発音を学ぶ場合、そこに留意してく
ださい。

 

 

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英語の発音はよくできるのか? 常識を超えさせる方法

英語の発音はよくできるのか?
常識を超えるさせる方法

 

日本人の英語の発音は向上可能で
す。

ただし、日本人はあまりに常識に
とらわています。

そして、その常識が妨げとなって
るんです。

だから、まず、この常識を取り去
ること必要です。

 

 

◆英語発音は日本人の常識を超えている

英語の発音は、日本語の常識を超
えてるんです。

例えば、英語は、日本語で使う音
域よりもずっと広い音域を使いま
す。

高いほうは、日本語よりももっと
高い。

低いほうも、日本語の音域よりも
ずっと低い。

例えば、日本語の音域は、0.5オ
クターブくらいでしょうか。

でも、英語の普通の音域は、1
オクターブくらいは確実にあり
ます。

もともと、音域の幅が全然違うん
です。

だけど、日本人は日本語の音域の
常識に縛られています。

だから、「もっと高い声を出して」
と言っても、出るのは、日本語の
範囲の高い声。

「もっと高い声を出して」といく
ら言っても、変わりません。

学習者としては、十分以上の高い
声を出しているつもりなんです。

でも、ボクからしたら、全然物足
りないんです

 

 

◆常識を超えさせる

なぜ、こういうことが起こるの
か。

まさしく、日本語の常識が、邪魔
をしているんです。

日本人学習者にとっての「高い声」
は、日本語の範囲内での高い声。

それしか、イメージできないんで
す。

でも、英語の高い声は、日本語の
枠を超えている。

日本人には、英語の音域は、言語
の音域ではなく、むしろ歌の音域
なんです。

これを解決するには、どうしたら
いいか。

学習者から、英語の勉強をしてい
る、という発想を捨てさせるんで
す。

通常の英語学習スタイルは、文系
的な学習スタイルです。

机に向かって、体を小さく丸めて、
コツコツ勉強する、というスタイ
ルです。

そんな学習スタイルから、抜け出
させるんです。

さらに、普通の授業は、言葉だけ
で進めますよね。

先生は説明役なんです。

だからこそ、言語で説明するばか
りのレッスンは、避ける。

例えば、立ってもらいます。

そして、体を動かしてもらいます。

もちろん、教師も動きます。

そんな英語の授業、見たことない、
と学習者は言うでしょう。

でも、学習者を常識の枠から抜け
出させるには、まずこちらが仕掛
ける。

教師の側が、まず常識の枠を超え
たことをするんです。

学習者が、自分から常識を超えて
くれることは、ほぼないですから。

言葉だけでいくら指示しても、無
駄です。

それでは、学習者は常識の範囲を
抜け出ることはできません。

ボクが、「OKメソッド」と名付け
た指導法で、手や体を使うのはま
さにこのためなんです。

 

なお、学習者の常識を超えさせる
方法は、これで終わりじゃありま
せん。

まだまだ、かなりいろいろなテク
ニックが必要です。

それはまた次回。

 

 

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英語の発音はよくできるのか? 常識が邪魔をする?

 

英語の発音をよくすることは可
能です。

ただ…

英語の発音の常識と、日本語の発
音の常識にはギャプがある。

このことを、まず理解しておかな
いといけないんです。

というのも…

日本人は、日本語の常識を、英語
発音にも当てはめようとしてしま
うんです。

その結果、うまく発音できないん
です。

 

 

◆hotは「ホット」?

日本人にもお馴染みの単語で、見
てみましょう。

例えば、hot。

日本人にとって、この単語の発音
のイメージは、カタカナの「ホッ
ト」。

hotの母音は、「オ」とか、「ア」
ですね。

しかし、英語(アメリカ英語)で
のhotの母音は、「オ」や「ア」と
は全然違うんです。

その違いは↓↓

 

1)口の開き
「ア」よりも、はるかに口が大き
く開く。日本人の常識外の開きで
す。

2)長さ
「ア」よりも、いや「アー」より
も長い。日本人の常識外の長さで
す。

3)音域
強勢母音を出すときに使う音域は、
上下とも、日本語よりはるかに広
い。1オクターブくらいあります。
日本人の常識外の広さです。

いっぽう、日本人のhotは、これら
すべてで、日本語の枠内、日本語
の常識内にとどまってしまいます。

ちなみに、残念ながら、発音上の
常識の枠は、これだけではありま
せん。

まだまだいろいろあるんです。

例えば、こんな感じにグラフ化す
ることができます。

 

 

どれをとっても、英語のほうが度
合いが大きいというわけです。

日本人は、自分たちの狭い枠にと
らわれているんです。

そして、その狭い枠こそが、日本
人にとっての発音の常識。

その枠から出ないと、英語っぽい
発音にはなりません。

 

 

◆常識から出られない!?

ところが、「常識」とは、強力な
固定観念です。

だから、その枠から出ることは容
易ではないんです。

しかも、常識の外にあるものは、
不思議なもの、おかしなものとし
か感じられません。

理解できないんです。

だから、常識の外に出ようとして
も、どうしたらいいか見当がつか
ないんです。

ちょうど一般人が見た、手品みた
いなものです。

マジシャンが目の前で起こすこと
は、魔法とか奇跡としか感じられ
ません。

これが、常識の外にあるものの見
え方。

英語の発音も、そんな不思議なも
のとしか感じられない。

だから、きちんととらえられない
ので、出し方もわからない。

だから、学習者の発音を英語らし
くさせようと思えば…

まず、日本語の常識から脱却させ
ることなんです。

それはどうすればいいのか。

これについては次回!

 

 

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人の常識の外にあるんです。

それを内側に引き寄せるテクニッ
クを使います。

だから、30分でも大きな収穫があ
るんです1

 

 

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英語の発音はよくできるのか? 常識が問題!

 

英語の発音はよくできます!

そのためには、楽しく学べるよう
にすること。

なぜなら、人間は楽しいことは続
けられるからです。

(発音習得には、時間がかるので、
続けられないとダメなんです。)

つまらなければ、続けられません。

いやいやだったら、続けられませ
ん。

だから、学習者の発音をよくしよ
うと思ったら、

教える側が、楽しく学べるような
環境を提供すること。

 

 

◆楽しく感じさせるには?

では、学習者が楽しく感じるよう
にするには、どうしたらいいか。

学習者に成功体験を積ませるこ
とです。

発音がうまくできた、という体
験です。

そういった成功体験を積ませる
には、周到な準備が必要です。

思い付きの指導では、うまくいか
ないことも出てきます。

それじゃダメなんです。

ところで、学習者に、発音学習で
成功体験を積ませるためには、一
つ知っておくべきことがあるん
です。

 

 

◆常識を超える

それは、英語の発音は、日本語の
発音の枠の外側にまで及ぶという
こと。

 

 

 

 

 

別の言い方をすると、英語の発音
は、日本語の常識が通用しない、
ということ。

いやむしろ、日本語の常識が、邪
魔をしてしまうんです。

多くの人は、このことに気付いて
いません。

学習者ばかりか、英語教師でさえ、
そうです。

その結果、日本語の常識の範囲内
で、何とか発音しようとする。

だから、うまく発音できないんで
す。

それで、学習者は自信をなくす。

「やっぱり、自分には無理だ…」
と。

これは、ネイティブが発音を指導
するとき、とりわけ起こりやすい。

まず。ネイティブが、発音のお手
本を見せる。

それは、先生にとってみれば、自
分の常識の枠内。

だから、先生には、まったく難し
くないんです。

それは、彼にとっての常識です。

だから、学習者にも当てはまるは
ず、と思ってしまうわけです。

ところが、英語の発音は、日本人
の常識を超えています。

だから、学習者は、うまく再現で
きない。

教師は、その理由がわからない。

学習者も教師も、英語と日本語の
間にある、常識のギャップに気付
いていないんです。

その結果、いくら先生がお手本を
示しても、学習者は真似できない。

そんな状態が延々と続くんです。

この件についての、具体的な事例
は次回!

 

 

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英語の発音はよくできるのか? その4

 

英語の発音をよくすることは、可
能です。ただ…

厳しくては、学習者は続かない。

これが現実でしょう。

なにしろ、英語は、多くの人が苦
手意識を持っています。

学校でも十分な指導のない発音
なら、なおさらです。

それで、厳しく指導されても、気
が重くなるばかり。

気が重い状態、イヤイヤな状態で
は、脳は働いてくれません。

それじゃ、いくら時間をかけたっ
て無駄です。

だから、教える側が、まずすべき
ことは、

学習者の脳がよく働いてくれる
ような環境を作ること。

じゃ、脳がよく働くようにするに
は、どうしたらいいのか。

学ぶ対象がおもしろければいい
んです。

おもしろければ、ゲームのように、
夜明かしでも続けらるものです。

そういうときは、脳もあまり疲れ
ませんよね。

それどころか、脳は活性化します。

いろいろ攻略法なんか考えつく
わけですから。

頭がフル回転してるんです。

だから、ゲームのような楽しい状
況を、発音学習でも(ほかの分野
でも)生み出してあげられれば、
いいというわけです。

 

◆楽しい状況を生み出すには

では、ゲームのような楽しい状況
を、発音学習で生み出すには、ど
うすればいいんでしょう?

「自分にもできる!」
「うまくいった!」
「英語っぽい!」

そんなふうに学習者が感じられ
るような、指導をすることです。

しかも頻繁に感じられるように
すること。

そうしたら、学習者は楽しくなっ
て、続けられるわけです。

ただ、そのためには、指導法が大
事になります。

細かく計画を立てておかないと、
いけないんです。

行き当たりばったりの指導では、
ダメということです。

例えば、こんな感じです。

ある事項の説明をしたら、それを
学習者にやってもらう、という流
れを作る。

そのとき、確実に成功できるよう
に仕組んでおく。

そのためには、説明と練習問題を、
周到に準備しておかないといけ
ない。

学習者には意味不明な表現、わか
りにくい説明や指示などは、徹底
的に避ける。

また、1つの練習で、新しいこと
をあれこれさせないようにする。

気兼ねなく練習できるよう、間違
えてもかまわない、と言っておく。
(特に声を出す練習では、これが
重要です。)

こういう準備をしておけば、学習
者は、練習もうまくこなせます。

それが繰り返されれば、だんだん
発音に自信を持てるようになり
ます。

発音学習がおもしろくなってい
く、といわけです。

前向きに取り組めるようになる
というわけです。

ただ、学習者に発音学習で成功体
験を積ませるためには、一つ知っ
ておくべきことがあるんです。

それについては次回!

 

◆9/15は実践英語教育塾

9/15(土)に、英語教育のリアル・
セミナー「実践英語教育塾」を開
催します。

午前は、菅原勉上智大学元副学長
による英語教育の哲学。

これからの英語教育はどうある
べきか、言語学者ならではの視点
で語ります。

午後は、ボクが、基本単語の発音
指導法のトレーニングをします。

あわせて、時間があれば、上のよ
うな話もします。
http://www.hth-c.net/archives/2109

 

なお、9/19(火)の、パールハーバー
ライブセミナーでも、基本単語の
発音を取り上げます。
http://pearlharbor.lms-l.jp/class/jitsuyo/phnogawa/00000641.php

ただ、ネットセミナーと、リアルセミ
ナーでは、扱う単語や扱い方が異
なります。

お楽しみに!

 

英語の発音はよくできるのか? その3

 

英語の発音を教えている講師の
中には、やたら厳しく教えている
人がいるようです。

そんな話をときどき聞くんです。

ボクは、そういう指導法には反対
です。

でも、一部の人は、厳しく指導さ
れるのが好きなんです。

おそらく、子どものころから厳し
く育てられた人なんでしょう。

そういう人には、ものを習うとは
厳しく指導される、ということ。

だから、厳しい先生がありがたい
んです。

 

◆多くの人には逆効果

ただ、厳しい指導が好きな、マゾ
ヒスティックな人は少数派。

多くの人にとっては、厳しい指導
は、落伍するきっかけになってし
まいます。

なにしろ、多くの人は、英語に苦
手意識を持っています。

そういう人に、その先生が厳しい
言葉を浴びせたら…。

「こんなのも発音できないのか。」

「そんなんで、通じると思ってる
のか。」

そのとき、受講者は、苦手の上塗
り状態(-_-;)

「やっぱり、自分には英語は向い
てない。発音なんか絶対無理。」

そうやって、発音学習をあきらめ
てしまうでしょう。

 

 

◆秘めた能力を引き出す

でもね…

もしかしたら、この人だって、発
音がうまくなる能力を秘めている
かもしれないんです。

なのに、その能力が開花する前に、
やめて行ってしまうんです。

もったいない!

だって、ボクはこう↓↓思うんです。

発音の指導者、いや、あらゆる教
師・講師の仕事とは、

自分の専門知識を押し付けるこ
と、なんかではない。

学習者の中にある、その専門分
野の能力・才能を引き出すこと。

これこそが教師の仕事だと、思う
わけです。

厳しく指導することは、落伍者を
生み出すことにつながります。

でも、厳しい教師(高校の先生と
か)は、自慢げに、こんなことを
言うことがあります。

自分の指導で一流大に何人も合
格させた、と。

でも、その裏を考えてみてくださ
い。

その教師のために、その分野(例
えば英語)が嫌いになった生徒が、
それ以上にいたはずです。

結果、英語で点を稼げなくなった。

それで、一流大に合格するチャン
スを逸してしまった、ということ
です。

厳しい教師は、そのことには触れ
ません。

彼は「あいつは勉強が足りなかっ
た。だから落ちたのだ」と片付け
るのです。

いやいや、この教師は、彼から英
語を学ぼうという意欲を奪ったん
です。

厳しい教師は、そんな反省がない
んです。

 

 

◆学習者の能力を引き出すには?

ちなみに、どうやったら、学習者
の持つ能力を引き出せるんでしょ
う?

楽しく教えればいいんです。

そして、その分野は楽しいんだ、
と学習者に気づかせればいいん
です。

楽しいと感じたら、人は、放って
おいても、それを続けます。
(そのとき、脳は最大限に活性化
しています。だから、いっぱい学
べるんです。)

続ければ、当然、腕は上がります。

ゲームなんて、その最たるもので
す。

だから、学習者の英語の発音を向
上させるには、発音の楽しさを気
づかせればいいんです。

そしたら、学習者が自分から勉強
してくれるようになるんです。

じゃ、どうすれば、学習者が、英
語の発音を楽しいと感じるよう
になるんでしょうか。

その辺は次回。

 

◆9/15は実践英語教育塾

9/15(土)に、英語教育のリアル・
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催します。

午前は、菅原勉上智大学元副学長
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これからの英語教育はどうある
べきか、言語学者ならではの視点
で語ります。

午後は、ボクが、基本単語の発音
指導法のトレーニングをします。

あわせて、時間があれば、上のよ
うな教育の話もします。
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が異なります。

 

 

 

英語の発音はよくできるのか? その2

 

日本人だって、英語の発音はよくな
るんです。

ただ、そう指導できる人がいない。

そこが問題なんです。

音楽でも、スポーツでも、いい指導
者に巡り合えれば、学習者は格段に
上達します。

でも、残念ながら、英語の発音に関
しては、いい指導者を見つけるのは
極めて難しい。

ほとんどの英語教師は、文法と訳を
中心に英語を学んできたからです。

英語の教職課程であっても、発音は
後回しにされがちです。

だから、発音指導のうまい先生とい
うのは、まず出会えません。

 

◆帰国子女の先生でも…

でも、最近はネイティブ並みの発音
の先生も増えてきました。

帰国子女などの、海外経験のある人
が、英語教師になっているからです。

ただ…

発音をどう教えるかは、学んでいな
いんです。

実は今、津田塾大学で、英文科3年
生の教職課程用の音声学を教えて
います。

帰国子女の学生も混ざっています。

そういう学生は、友達やアルバイト
先の塾の生徒に、質問されるんです。

例えば、LやRをどう出せばいい
のか、と。

でも、どう教えればいいのか、わか
らなかったそうです。

自分ができることと、指導すること
は別なんです。

 

◆海外の専門家にも弱点がある…

ネイティブの先生なんかも、同様な
んです。

手本は示せるが、指導はできない。

英米の音声学者に習っても、同様の
ことは起こります。

そういう先生は、日本人専門に教え
ているわけではない。

日本語の特徴を全部知っているわ
けでもない。

だから、日本人の発音の癖、問題点
のすべては見抜けないし、その原因
がわからない。

彼らが見落としている点を一つ挙
げましょう。

それは、日本人の口の動きが小さい、
ということ。

日本語は、口の動きが小さくても大
丈夫な言語です。

でも、英語はそうはいかない。

英語の口の動きは大きいんです。

だから、英語の発音を指導しようと
思ったら、まずは口の動きを大きく
させること。

そこから入らないと、効果が出ない
んです。

なにしろ、英語の音は、口を大きく
動かすものや、差が微妙が音が、た
くさんあるわけです。

それらを発音し分けるには、口の動
きが大きくないと無理です。

口の動きが大きければ、微妙な音だ
って区別しやすいんです。

だから、最初に、受講者の口の動き
を大きくするべきなんです。

それなしで、口の動きの大きな音や
微妙な区別の音を教えようとする。

残念ながら、受講者の口はうまく動
きません。

だから、この先生が期待する音が出
てこない。

それで、先生は何度もお手本を示す。

でも、いくらお手本を示しても、
「口を大きく開けて」と言っても、
効果なし。

結局、先生もあきらめて、適当なと
ころで、Good!と言って、放免。

学習者としても、なんだか手応えが
ないわけです。

こんなわけで、高いお金を払ってレ
ッスンを受けても、身につかない、
ということがあるんです。
(もちろん、こういう先生方は、専
門家だから、さすがという指導や指
摘もたくさんしてくれますよ。)

 

実は、さらに、指導者の教え方の問
題もあります。

発音を教えている人の中には、厳し
く指導するのがいい、と思っている
人がいるようです。

でも、残念ながら、これじゃ、多く
の人の発音を改善することはでき
ません。

次回はこの辺のことを書きます。

 

◆次回ライブセミナー9/19(火)

次のパールハーバーライブ・セミナ
ーは、「楽々身につくOKメソッド
英語発音レッスン」シリーズの10
回目、最終回です。

タイトルは「みんな間違える単語の
発音チェック!」です。

http://pearlharbor.lms-l.jp/class/jitsuyo/phnogawa/00000641.php

基本単語の発音は、あまりに身近で
あるため、見落としがち。

実は、いい加減になりがちです。

でも、基本単語は、基本だからこそ、
使う頻度が高い。

その発音が、通じないものだった
ら?

あなたの英語全体が通じなくなっ
てしまうかもしれない、ということ
です。

9/19(火)夜8~9時です。

http://pearlharbor.lms-l.jp/class/jitsuyo/phnogawa/00000641.php

 

◆イギリス英語発音基礎セミナー

新著『イギリス英語発音教本』を
5月に研究社から出版しました。

最近はご無沙汰していた、英国英
語の発音セミナーを開催します。

これは、ネットセミナーではなく、
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英語の発音はよくできるのか? その1

英語の発音はよくできるのか? その1

英語の発音はよくできるのでしょうか。
  
  
いやいや、自分はトシだし、無理でしょ。
とか、
 
外国育ちでもないし、留学経験もないし。
 
なんて、声が聞こえてきそうです。
  
 
では、果たして普通の日本人、しかも大人は、英語の発音が向上しないんでしょうか。
  
  
結論を言います。
  
  
そんなことはありません。うまくなります。
 
日本人だって、うまくなれるんです。
 
日本人だって、発音がうまくなる能力を持っているんです。

 
 
でも…
 
日本では、ずっと、その能力を引き出すような教え方が行われていなかったんです。
 
 
 
だって、日本での英語教育は、訳すことがメイン。
 
そして、訳すための道具として、文法を勉強してきたんですから。
  
  
  
発音なんて脇役…どころか、エキストラくらいの扱いだったんです。
 
 
 
そんな日本の英語教育界では、先生たちだって、発音が不得意。
 
なにしろ、大学でも、発音の実技を丁寧に学ぶことはあまりないんです。
 
 
大学の英語の教職課程には、「英語音声学」はありますよ。
 
でも、大学の授業ですから、理論で終わってしまいがち。
 
 
 
そもそも、音声学を教える教授の発音がネイティブばなれしていたり…。
 
 
だから、英語教師だって、発音をどう教えるか、についてはほぼ素人なんです。
 
 
 
じゃ、ネイティブの先生は?
 
 
彼らは、発音はできます。
 
でも、自然に身につけたもの。
 
 
だから、日本人にわかるように説明して、身につけさせることは、できないんです。
 
 
日本には英語教師はたくさんいます。
 
でも、発音をうまく教えられる指導者はあまりいないんです。
 
 
 
歌でも、ゴルフでも、よい指導者に恵まれれば、飛躍的に上達しますよね。
 
 
英語の発音だって、例外ではないんです。
 
 
 
つづく